ミニバンの走行性能

ミニバンの走行性能

ミニバンとはおもに1BOX、1.5BOX、2BOX車に分類されますが、厳密な定義はありません。一昔前までは「荷物を運搬するための車」という位置づけで、いかに多くの荷物を積めるかという点を重視して作られていました。当時は荷物を運ぶときはバン、人が移動するとき乗用車という棲み分けがはっきりしていため、制作過程で車内のスペースを確保しようとするあまり、走行性能を犠牲にすることも珍しくなかったと言います。今日のミニバンにおける居住性の高さは、おそらくその名残りなのでしょう。
ミニバンはセダンやステーションワゴンとくらべると車高があり、必然的に重心が高い位置へきてしまいます。そのため、走行安定性の面においてはそれらの車種よりも劣ってると言えます。とくに山間部などのカーブが多い道を走行するさいは、足回りの腰砕け現象(カーブなどで踏ん張りが効かず、走行が不安定な状態になること。車重に対してタイヤやサスペンションの剛性が足りないときに起こる)が発生しやすくなってしまいます。また、100キロ前後で走ることを前提とした高速道路などでは、車高と重心の関係上、風にあおられたさいなどに走行が不安定になることもあります。
ですが、メーカー側もこれらの問題点を認識しており、ミニバン専用のタイヤや全高を抑えて重心を低い位置に置いた低床低重心の車種を開発することで、それらの弱点をおぎなっています。これらにより、タイヤがしっかりと路面を捉え、カーブにおける腰砕け現象やスピードを出して走行したときの不安定感を大幅に改善しました。
なかでもトヨタのエスティマは革新的で、ホイールベース内にエンジンを配置するミッドシップレイアウトを採用し、走行性能を飛躍的に向上させています。トヨタはその後も革新的なミニバンを開発・販売し、驚異的な台数のミニバンの売り上げました。また、ほかにも一部のメーカーが走りに特化したミニバンを発表し、現在では乗用車とくらべても遜色のない走行性能を持ったミニバンも数多くあります。

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